孤独なミニマリスト

If one person can be saved from suicide by talking about it with someone, especially if that someone is you...

「親の子供に対する支配欲求」VS「子供の親に対する承認欲求」

「親の子供に対する支配欲求 VS 子供の親に対する承認欲求」が発生し、この戦いが拮抗し続けた場合、「子供の心理状態はどうなるのか?」に焦点を当てて考えてみた。

 

人格形成期に親から承認・支持・保護を適切に受けられない子供は、「自分の人生を主体的に生きる」ことに対して無意識に絶望感や無力感を感じやすい。

 

そのような子供が中学生・高校生に成長した時、自分に肯定感を与えてくれなかった親に対して、「自分の存在価値を認めて欲しい」と親に訴えて、更に「親と口論をしてでも自分の主張を認めさせたい」と言う欲求を持つと、家庭内暴力に発展して親子間で傷つけ合う可能性が生じる。

 

また、親からの承認を受けられない子供は、「親から承認されない自分の人生に対して行き場の無い不安感や自己否定感」を持つようになり、更に「満たされない承認欲求が肥大化して、他者を攻撃することで代理満足を得よう」とする。

 

思いっきり人を傷つけてしまいたい

それでしか自分の存在を語れない

(引用 GLAY ALL STANDARD IS YOU

 

このGLAYの曲の歌詞、断片的に捉えると、かなり危険な解釈が可能になってしまう。

 

LOOK AT ME

いつからか歯車が歪み出したんだ

思うように笑えなくなっているんだよ

(引用 GLAY ALL STANDARD IS YOU

 

「LOOK AT ME」・・・子供は親に自分を一番に見て欲しい。そして、承認して欲しい。そう願っている。

 

子供は、いつからか無邪気な笑顔をしなくなり、ある程度の年齢を重ねると、本音を隠して作り笑顔をするようになる。

 

あなたの幸せ願わない日はない

(引用 GLAY ALL STANDARD IS YOU

 

きっと、ほとんどの親たちは「きちんと子供を見ているし、子供を受け入れている」と主張するだろうし、「子供の幸せを願っている」のだろう。しかし、子供には伝わらない。何故か?それは、親が有する「子供に対する支配欲求に原因がある」と俺は思う。

 

あなたの有する「その欲求」は、本当に「子供の幸せ」なのか?もしかすると、「あなた自身の幸せ」なのかも知れない。